投稿日:2023年8月30日
最終更新日:2023年9月26日
重量鉄骨造

重量鉄骨造とは

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WRITER 榧木 勝幸
専務
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重量鉄骨造とは

重量鉄骨造とは

鉄骨造とは、建築構造の柱や梁に鋼製の骨組み、つまり鉄骨を使用する建築手法です。この手法は、強靭な鋼材を利用することにより、優れた耐震性を実現します。軽量鉄骨造と重量鉄骨造の2種類に分類されます。
弊社は重量鉄骨造のみお取り扱いさせていただいております。

建物構造の種類

代表的な建物構造は

  • W造(Wood):木造
  • S造(Steel):鉄骨造
  • RC造(Reinforced Concrete):鉄筋コンクリート造
  • S・RC造(Steel Reinforced Concrete):鉄筋鉄骨コンクリート造

アルファベットは建物を構造する材料・材質を表した略語です。
重量鉄骨造はS造と略されます。
弊社はW造及びS造のみお取り扱いさせていただいております。

重量鉄骨と軽量鉄骨の違い何ですか?

重量鉄骨と軽量鉄骨の主な違いは鉄骨の鋼材の厚みにより分かれます。
重量鉄骨は厚み6mm以上の比較的重い鋼材を使用しています。一方、軽量鉄骨は厚み6mm未満の軽い鋼材を使用しています。

重量鉄骨厚み6mm以上
軽量鉄骨厚み6mm未満

重量鉄骨造の特長は?

「重量鉄骨構造」は、6mm以上の厚みを持つ鋼材を使用し、建物の主要な構造である柱や梁に採用されます。この厚い鋼材の利用により、建物内の空間を広々と確保したり大開口を実現することが可能です。また、鋼材の厚みを活かすことで、耐久性に優れた構造を実現することができます。そのため、3階建て住宅や高層ビル、工場・倉庫・事務所・商業施設などで一般的に利用されています。軽量鉄骨造は平屋・2階建て一般住宅や小規模店舗などで利用されるケースが多いです。

重量鉄骨 耐用年数は?

構造・用途耐用年数
事務所用のもの木造・合成樹脂造のもの24年
木骨モルタル造のもの22年
鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造のもの50年
れんが造・石造・ブロック造のもの41年
金属造のもの 骨格材の肉厚が4mmを超えるもの(重量鉄骨造)38年
金属造のもの 骨格材の肉厚が3mmを超え4mm以下のもの(軽量鉄骨造)30年
金属造のもの 骨格材の肉厚が3mm以下のもの22年
住宅用・店舗用のもの木造・合成樹脂造のもの22年
木骨モルタル造のもの20年
鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造のもの47年
れんが造・石造・ブロック造のもの38年
金属造のもの 骨格材の肉厚が4mmを超えるもの(重量鉄骨造)34年
金属造のもの 骨格材の肉厚が3mmを超え4mm以下のもの(軽量鉄骨造)27年
金属造のもの 骨格材の肉厚が3mm以下のもの19年
工場用・倉庫用のもの(一般用)木造・合成樹脂造のもの15年
木骨モルタル造のもの14年
鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造のもの38年
れんが造・石造・ブロック造のもの34年
金属造のもの 骨格材の肉厚が4mmを超えるもの(重量鉄骨造)31年
金属造のもの 骨格材の肉厚が3mmを超え4mm以下のもの(軽量鉄骨造)24年
金属造のもの 骨格材の肉厚が3mm以下のもの17年
主な減価償却資産の耐用年数(建物/建物附属設備)

重量鉄骨の防音姓は?重量鉄骨はうるさいの?

遮音等級建物構造音の聞こえ方
L-35-日常生活で気になるような音は、ほぼ聞こえてこない。
L-40SRC造子どもの泣き声や走り回る音や、落下音はかすかに聞こえる。上の階の音がわずかに聞こえるが、気にならない。
L-45-子どもの泣き声や走り回る音は少し聞こえる。生活音はほとんど気にならない。
L-50RC造子どもの泣き声や走り回る音は聞こえる。隣人のテレビ音やシャワー音は、ほぼ聞こえない。
L-55-洗濯機や掃除機など、振動を伴う音は聞こえるが我慢できる。
L-60重量鉄骨造足音やドアの開閉音や振動を伴う音が聞こえる。上下の音が響きやすいので、隣の話し声などは気にならない。
L-65軽量鉄骨造ドアの開閉音や家電など振動を伴う音などの生活音は聞こえる。木造よりはマシなレベル。
L-70-木造とほぼ大差ないレベル。生活音が筒抜けなのでうるさく感じる。
L-75木造話し声やテレビの音などの生活音がかなり筒抜ける。人の位置が分かるほどで、プライバシーの確保がしづらい。
重量鉄骨造はうるさいからやめとけ?騒音は気にならないって本当?

重量鉄骨 防音性・遮音性は?

重量鉄骨造は、木造や軽量鉄骨造と比較して防音性・遮音性に優れています。防音性・遮音性は外壁材や断熱材、間仕切り壁の仕様などの諸条件で大きく変化致します。例えば、窓からの騒音等は二重サッシ(内窓)や防音カーテン等の二次的な対応が必要となります。

重量鉄骨 ラーメン構造とは?

重量鉄骨 ラーメン構造とは? イメージ

ラーメンは食べるラーメン(拉麺)をイメージしますが全く関係なく、ドイツ語でRahmen「額縁・フレーム」の意味です。

構造形式の一つで長方形に組まれた骨組みの各接合ヶ所を剛接合した構造の事を表します。
柱が梁と剛接合され強靱な構造から高層ビルや橋などにも使用されるほど耐震性や耐久性が高い構造です。

弊社の重量鉄骨造は全てラーメン構造にて構造計算を行い設計しております。

重量鉄骨の重大メリット

短期的に見ても長期的に見ても災害から自分達家族の身を守る事が出来る。
短期的には倒壊リスクが低い。地震による建物倒壊により下敷きになる危険性が低く身を守れる。
長期的には倒壊リスクが低い為、自宅避難が出来る。避難所で他人と一緒に長時間過ごすストレスやエコノミー症候群等の精神的負担軽減も期待出来る。

カヤノキ建設の重量鉄骨造

弊社でも重量鉄骨造の住宅建設を請け負っております!
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