最終更新日:2023年9月15日 重量鉄骨鉄骨坪単価工事費価格
重量鉄骨の家の価格は?坪単価や付帯工事費をご紹介
重量鉄骨の家の価格は?坪単価や付帯工事費をご紹介
重量鉄骨造は、高い耐久性・耐震性、間取りの自由度の高さが魅力的な構造です。
しかし、気になるのは比較的高いとされる重量鉄骨造の「価格」ではないでしょうか。
今回は、重量鉄骨造の家の坪単価や付帯工事費をご紹介します。
マイホームの構造にお悩みの方、重量鉄骨造の住宅をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。
重量鉄骨造でつくる家の特徴
そもそも重量鉄骨造とは
重量鉄骨造とは、厚みが6㎜以上の鋼材を使用してつくられた構造をさします。
鉄骨造の中でも、厚みが6㎜未満のものは「軽量鉄骨造」と呼びます。
日本は木造住宅が主流でしたが、近年は防災意識の高まりとともに、耐震性・耐久性に優れた鉄骨住宅を選ぶ方が増えています。
特に重量鉄骨造はビルやマンションなど大型の建物にも採用される構造で、コンクリート造(RC造)に次ぐ頑丈さが特徴です。
重量鉄骨造でつくれる空間
重量鉄骨造は、鋼材による柱と梁で骨組みをつくる非常にシンプルな構造です。
木造のように柱との間に「筋交い」や「耐力壁」といった構造体を必要とせず、高さの制限も少ないため、大きな空間をつくれます。
窓の大きな開放的な空間や、広い吹抜けのあるリビング、将来的に仕切れる子供部屋など、間取りの自由度が高い設計が可能です。
重量鉄骨造が向いている住宅タイプ
例えば次のようなタイプの住宅は重量鉄骨造での建築に向いていると言えます。
- 3階建てや4階建ての家
- 店舗兼住宅
- 二世帯住宅
- ビルトインガレージがある家
- 吹抜け・大開口のある家
こうした住宅はRC造でも多く見られますが、重量鉄骨造に比べるとコストが上がり工期も長くなります。
RC造は重量鉄骨造よりも重い構造体を支えるための杭打ちが必要となり、コンクリートを打設するため現場での手間が多くかかるのです。
重量鉄骨の費用相場
各構造の坪単価
坪単価とは、建築工事費を1坪(約3.3㎡)あたりに換算した価格です。
まずは、重量鉄骨と軽量鉄骨を合わせた鉄骨造全体の坪単価を見ていきましょう。国土交通省がまとめる「建築着工統計調査」から、
22年次の住宅における構造別の坪単価を計算すると次の結果となりました。
住宅の構造別坪単価(全国)
- 木造:57.9万円/坪
- 鉄骨造:87.9万円/坪
- RC造:89.7万円/坪
住宅の構造別坪単価(大阪府)
- 木造:53.2万円/坪
- 鉄骨造:84.73万円/坪
- RC造:87.01万円/坪
1坪当たりの工事費は、重量鉄骨造は木造よりも約30万円高く、RC造よりは約2万円安いことが分かります。
また、大阪府は全国平均より安い単価で建てられる傾向が見て取れました
重量鉄骨と軽量鉄骨の費用相場
「建築着工統計調査」では鉄骨の種類別の統計は示されていません。そこで、大手ハウスメーカーの参考価格をもとに、
重量鉄骨と軽量鉄骨の坪単価の相場を調べてみます。
- 主に重量鉄骨の扱う大手ハウスメーカーの坪単価相場…70万円~150万円/坪
- 主に軽量鉄骨(鉄骨系プレハブ)を扱う大手ハウスメーカーの坪単価相場…50万円~130万円/坪
重量鉄骨造を扱うハウスメーカーは全国的にも少なく、軽量鉄骨よりも高めの価格設定であることが分かりました。
また、鉄骨は市場価格の影響を受けやすい建材でもあります。建築時期や社会情勢によっても建築費が変わるため、
実際の建築費を知るためには、個々のケースで見積もりを取ることが重要です。
付帯工事にも注意
重量鉄骨造は、木造や軽量鉄骨造に比べ建物が重いため、強固な地盤と基礎が必要です。
地盤の状況によって「地盤改良工事」を行うケースでは、建築費とは別に数百万円の費用が掛かることも。
重量鉄骨造を建てるのに十分な強度があるのか、事前に地盤調査を行い確認しておくことが必要です。あ
まとめ
重量鉄骨造は縦にも横にも仕切りや柱のない大空間を設計可能で、耐震性・耐久性にも優れている魅力的な構造です。
価格の面では、重量鉄骨造は木造や軽量鉄骨造よりは坪単価が高く、RC造よりは安いことをお伝えしました。
カヤノキ建設は、大阪を拠点に重量鉄骨造の建築を数多く手がけています。
住宅のみならず、工場、倉庫、事務所ビルといった建物についても施工可能です。さらに木造も扱っているため、各構造を比較したうえでお客様それぞれに最適なご提案をいたします。
大阪で重量鉄骨造をご検討の方は、カヤノキ建設までお気軽にご相談ください。