最終更新日:2023年9月26日 重量鉄骨鉄骨耐震
【注文住宅】建てるなら地震に強い家!ローコストでも安心な構造は?
【注文住宅】建てるなら地震に強い家!ローコストでも安心な構造は?
地震大国日本では、いつどこで大地震が起きてもおかしくはありません。何十年も安心して暮らすためには、住宅の耐震への備えがとても重要です。
今回は、耐震性の高さを決める要素、地震に強い家の構造をくわしくお伝えします。
新築をご検討の方、低コストでも安全性の高い家を建てたいとお考えの方は、ぜひ当コラムをご覧ください。
家の耐震性の高さはどう決まる?
土地の地震リスク
政府の地震調査委員会がまとめる「全国地震動予測地図」において、今後30年間に震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を主要5都市で調査したところ、以下の結果となりました。
今後30年間で震度6弱以上の地震が発生する確率
- 東京 47.2%
- 大阪 30.1%
- 名古屋 45.8%
- 札幌 2.2%
- 福岡 6.2%
東京、名古屋の順に非常に高い確率であることが分かります。大阪については30%程度の確率ですが、決して低い数値でないことに注意が必要です。
例えば、自宅などが台風で被害に遭う確率は0.40%、火事で被害に遭う確率は0.94%とされています。この数値と比較すれば、非常に高い確率といえるのです。
新築住宅を土地から選ぶ際には、国や自治体が発行する地震予測地図をチェックし、出来る限りリスクの低い地域を選ぶことも大切です。
耐震力を決める 耐震等級
現在の住宅において耐震性をはかる物差しの役割を果たすのが「耐震等級」です。
等級1~3のランクがあり、耐震性が高いほど数値が上がります。すべての新築住宅が遵守しなければならない「建築基準法」に定められているのが「耐震等級1」です。
耐震等級を確認すれば、構造によらず個々の住宅の耐震性を簡単に知ることができます。
耐震等級1
- 建築基準法で定められた最低限の耐震性能
- 震度6~7程度の地震で倒壊しないが、損傷の可能性はあり
耐震等級2
- 耐震等級1の1.25倍の地震に耐えられる強度
- 災害時に避難所となる公共施設と同程度の耐震性
耐震等級3
- 耐震等級1の1.5倍の地震に耐えられる強度
- 災害時に防災拠点となる消防署や警察署と同程度の耐震性
地盤の強さ
いくら耐震性の高い家でも、軟弱な地盤のうえでは地震の被害を避けられません。
盛土や埋立された土地は一般的に地盤が弱いと言われますが、地盤を構成する「岩盤」「砂れき」「粘土質」などの割合も強弱に影響します。
大まかな地域での地盤情報は、国土交通省の「国土地盤情報検索サイト」などで確認できますが、地盤調査を実施することで確実な結果を知ることができます。
地震に強い家の構造
日本の住宅の主な構造は「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造(RC造)」が挙げられますが、それぞれの地震に対する強さはどの程度なのでしょうか。
なお、耐震性はそれぞれの工法によっても少しずつ異なるため、木造を「木造軸組み工法」「ツーバイフォー工法」、鉄骨造を「軽量鉄骨造」「重量鉄骨造」に分け、順番を見ていきます。
耐震性の高さ
一般的には、RC造と重量鉄骨造の耐震性が特に高く、軽量鉄骨造と木造がそれに続きます。
前述の通り、現在建てられる住宅の耐震性は最低でも「耐震等級1」クラスで「震度6~7程度の地震で倒壊しない」程度となっています。
そのため一般的な木造住宅でも十分な耐震性があると言えますが、さらに安全性を確保したいという場合には、耐震等級の高いレベルを目指すか、重量鉄骨造もしくはRC造を選択することになるでしょう。
しかし、RC造は建築費が高く工期も長い点には注意が必要です。
重量鉄骨造は木造に比べればコスト高なもののRCよりは安く、品質が安定しやすいメリットがあります。耐震性重視の家を建てる際には、非常にコストパフォーマンスが高い構造と言えるでしょう。
まとめ 低コストで耐震性重視なら「重量鉄骨」
本では、今後大地震が起きる可能性が多くの地域で非常に高いことが予測されています。
今回のコラムでは、住宅の耐震性を決める要素、構造ごとの耐震力をお伝えしました。
各種構造の中でも重量鉄骨造は、RC造ほどの予算を組まなくても高い耐震性を確保できます。
カヤノキ建設は、重量鉄骨造について豊富な建築実績があります。
一級建築士とのコラボレーションにより、品質・デザインについても妥協のない建築をお約束します。住宅以外にも、工場、倉庫、事務所ビルといった建物の施工が可能です。
大阪で地震に強い家を建てたいとお考えの方は、カヤノキ建設までお気軽にご相談ください。